鯖など青魚の缶詰は、美容やダイエットにも効果が期待できる、栄養がギュッと詰まったお宝缶!

鯖缶 食べ物雑学

青魚の缶詰、特に鯖の水煮缶が健康・美容効果が高い、ダイエットにも期待がもてるとテレビの情報番組などで紹介され、一時期品薄状態になるほど人気になりました。
青魚に含まれるEPA・DHAは人間の体内で合成できないため、食事から摂取しないといけないのですが、缶詰だと保存しておけるし、蓋を開けるだけでいつでも食べられる手軽さが歓迎された理由のひとつなのでしょうね。
その青魚缶詰を食べるメリット、食べ方や保存方法などを、管理人・にこぴんなりに、まとめてみました。

缶詰の中は、真空の無菌状態!

缶詰は、新鮮な原料をハイスピードで缶に詰めることが、一番大事なこととされています。
水産物の場合、水揚げされるとすぐに工場へ運ばれます。そして速やかに頭や内臓などを取り除く下処理が行われ、生のまま缶に詰められ(種類によっては調味液も入れられて)、中の空気を取り除き二重巻締という方法で蓋をし完全に密封されます。
それから缶ごと大きな圧力釜に入れられ加熱殺菌され、細菌を死滅させます。
長期保存できるのは、この工程で出来上がるからだそうです。

密閉してから加熱調理されるので、栄養が逃げない

生の魚を茹でたり調理すると、水溶性栄養分などは流れ出てしまいますが、缶詰は密閉された状態で加熱調理されるので、栄養素が丸ごと入ったままです。おまけに圧力釜で加熱するので、骨まで食べられるほど柔らかくなります
これが生の魚より缶詰の方が栄養価が高いんじゃないかといわれる理由です。

青魚缶詰の中には、EPA・DHAなど栄養素がいっぱい!

青魚には必須脂肪酸オメガ3系(EPA・DHA)が豊富に含まれています。血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させ、血液をサラサラにしたり脳を活性化させたりと、健康維持に役立ちます。
他にも、老化防止に効果があるといわれるビタミンE・ビタミンB2や鉄分、タウリン、皮の部分にはコラーゲン、骨まで食べられるのでカルシウムやマグネシウムも豊富です。

缶詰の保存方法・食べ方

サバ-缶詰-チーズ

青魚缶詰の賞味期限は3年ですが、これはあくまで賞味期限。正しく保存されて無菌状態が保持されていれば、それを過ぎていても問題無いらしいです。ただ、味は徐々に落ちていくようです。
直射日光、高温多湿な場所は避けて保存しましょう。缶が錆びていたり膨らんでいたり、蓋を指で押すとペコペコへこむモノは細菌が入っている可能性があるのでNGです。

賞味期限を見ると、その缶詰の製造月日も分かります。鯖だと秋から冬、秋刀魚だと9〜10月に獲れた旬のモノが脂が乗っています。そして、缶の中でもどんどん味が熟成されていくらしいので、旬の季節に缶詰されたモノを賞味期限あたりで食べるのが一番美味しいということになります。
非常食として備蓄しておき、古いモノから食べるといいですね。

健康効果を考えての一日のEPAの推奨されている摂取量は、缶詰だと約半分ぐらいだそうですが、毎日魚の缶詰を食べるのも飽きるし、そもそも魚は苦手という人もいるかと思います。そういう場合は、EPA・DHAのサプリや、同じ必須脂肪酸オメガ3系を含んでいる亜麻仁油・エゴマ油を上手に取り入れ、調整しながら摂取するといいかもしれません。

缶の蓋を開けたのに、中身が残ってしまった時の注意点

缶詰は無菌状態で密閉されているので長期保存が可能ですが、そのため保存料などが入っていません。一度蓋を開けると空気や微生物が入り込み、腐りやすいのだそうです。
残ってしまった分は、タッパーや別の容器に移し、蓋やラップをし冷蔵庫で保存しても、2〜3日で食べ切るようにしましょう。

おまけ

今ではプルトップ蓋の缶詰が主流になってきていますが、缶詰を開けるには缶切りが必要です。
缶詰は1810年にイギリスで発明されたそうですが、缶切りが発明されたのは1858年。缶詰が発明されてから48年もの間、どうやって開けていたかというと、ハンマーで叩いたり銃剣やナイフでこじ開けたり、銃で撃ち飛ばしたりしていたそうです。
昔の話なので今さらなのですが、こんな無理矢理な方法でこじ開けて、ちゃんと食べられる中身が残っていたのだろうか・・・と少し心配する、にこぴんなのでした(笑)。

鯖の栄養素と効能。健康に良いとされる脂質、EPA・DHAとは?
鯖には良質のタンパク質、肌のターンオーバーを正常に保ってくれるなどの働きのあるビタミンB群、コラーゲンの生成を助けるビタミンE、鉄分など様々な栄養分があります。とくにオメガ3系・高度不飽和脂肪酸のEPA、DHAが多く含まれているのが特徴。

出典・参照させてただいたサイト:
Woman.excite.
Pinky

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