タピオカドリンクがブームですねぇ。若者を中心に、街中でもタピオカを飲んでいる人をよく見かけます。
モチモチプルプルとした食感に加え、続々と出店する店の容器がおしゃれなものが多く、インスタ映えするところが人気の下支えになっているようです。
ところでタピオカは好きでも、その原料が何なのかを知らない人も意外と多いようです。にこぴんもあまり考えず、タロイモかな?と勘違いしていましたが、タロイモとは別の種類の「キャッサバ」という芋らしいです。
タピオカはキャッサバの根茎から抽出したデンプンで作られている
キャッサバは南米原産の芋で、根茎に多くのデンプンを持ち、日光を好み乾燥に強く比較的栽培が容易な作物なので、世界各地、特にアフリカなどで主食として食べられているそうです。
ですが、キャッサバの根には青酸配糖体という毒が含まれており、必ず生では食べず、水に浸け火を通すという下処理をしてからでなくてはいけません。
そのため日本では生の状態での輸入が禁止されています。
そのキャッサバの根を水に溶かしながら粉砕し、繊維質を濾してデンプン質を抽出したのがタピオカの原料になるタピオカ粉です。
それに水分を加え加熱し糊化したものは、菓子の材料やライスヌードルなど食品の粘着剤としても使われているほか、紙の強度を上げるための原料にもなっているそうです。
ドリンクなどに入っているのはタピオカパール
糊化したタピオカを専用の容器に入れ、回転させながら雪だるま式に丸く加工し、乾燥させたものをタピオカパールと呼びます。
これが日本でよく見る「タピオカ」です。
本来は白っぽい色をしていますが、それを黒糖やイカスミ色素などで着色したものが黒いタピオカ。着色するものの種類によってピンクや青などのカラータピオカも作ることができます。
タピオカはカロリーが高い?!
タピオカはデンプン質なので炭水化物です。炭水化物はエネルギー源になりますが糖質です。
1杯のドリンクに入っているタピオカのみのカロリーだけでは約20kcalぐらいなので、そんなに問題はないのですが、糖質の高い甘いミルクティーやフルーツジュースに入れられている場合が多いので、毎日ガンガン飲んでいると、すぐカロリーオーバーしてしまいますから気をつけないと!ですね。
タピオカの栄養価
タピオカは先述した通り、キャッサバという芋からでんぷん質を抽出したものなので、でんぷん質以外ほとんどの栄養素を含んでいません。
タンパク質もほとんどありません。ただ、グルテンも含んでいないので、グルテンフリーを目指す場合は嬉しい食材ともいえますね。
タピオカ粉を米粉と混ぜてパンやケーキを作ったりすると、グルテンフリーダイエットに効果的でしょう。タピオカ粉は水分を加え加熱すると糊化しやすい性質があるので、タピオカ粉を混ぜてパンなどを作ると、もっちりした食感になるようです。
タピオカドリンクを飲む時、注意すること
タピオカは芋を原料にしているため芋類のアレルギー、あるいは黒く着色する時に使われるイカスミなどにアレルギーをお持ちの方は、原料に気をつけてください。
それと、ドリンクのストローは、タピオカまで吸えるように太いものが多いです。そのまま飲み込むと胃腸に負担をかけますので、タピオカのモチモチ食感を楽しみながら、よく噛んで食べることを心がけるようにしましょう。よく噛むことで少量でも満腹感を得やすくなるので、食べ方によっては全体の食べる量を減らせてダイエットにもなるかもしれませんね。
出典・参考にさせていただいたサイト:
BELCY
https://belcy.jp/87197